書棚

たくさん時間があるのに、予想以上に本を読まなかった。



その日のまえに (文春文庫)

その日のまえに (文春文庫)

風邪をひき、鼻水がとまらないところへ、これを読んだら涙も止まらなくなり大惨事だった。
最近涙腺弱すぎる。
確か山崎某という医師の書いた「病院で死ぬということ」、これはノンフィクションだが、という小説を思い出した。
テーマは平凡なのだが、登場人物の小さな挙動の描写が秀逸で、それにやられた。
最後に登場人物のスパイラルを重ねすぎたのは如何なものかという程度で、小説の出来はすばらしい。



五千回の生死 (新潮文庫)

五千回の生死 (新潮文庫)

これも出来のよい小説です。
仕立てのよい、という表現のほうが似合うかもしれない。