CBSO

namuzak2007-05-07

日本はGWなのに俺はイギリスで仕事だし。
楽しみにしてたLFJなんて結局2年前に行ったっきりだし。
なんてぼやいていても仕方がないし、こっちはこっちで盛り上がることにしました。


バーミンガム市響の演奏会に行ってきました。
イギリスにいる間に一度どこかにオケを聴きたかったんだよね。

City of Birmingham Symphony Orchestra
Saturday 5 May 7:30 pm
Venue: Hall One, The Sage Gateshead
Sakari Oramo: conductor
Daniel Hope: violin


Wagner
Overture 'Tannhauser'
Elgar
Violin Concerto
Sibelius
Symphony No.5

何から書こうか・・・



名の知れた外国のオケの演奏を聴くのは初めてだけど、日本のオケとは全然違った。
何が?って言われると、こういった表現の語彙が貧弱なのもあって答えに窮してしまうんだけれど、音の粒とか、輝きとかかな。そういう「プンッ」って弾けるモノが全然違った。
生のオーケストラ聴くの1年振りだし、そもそも信用ならない耳なんだけどさ。笑


エルガーのコンチェルトは初めて聴いたけどかなり難しそう、そして上手かった。
シベリウス5番は美しくて好き。
オラモがプレトークで「シベリウスの音楽は母乳と同じころから僕の中に入ってきたんだよ。」って語っていたけれど、その演奏は本当に素晴らしかった。
聴いていて自然と笑顔になっていく、そんないい演奏だった。
最近買ったCDでサロネン×ロスフィルもよかったし、フィンランドの音楽教育は偉大だな。


ホールは出来て2年くらいなのかな?かなり新しい。
シューボックス型のホールで、1700人収容らしい。
客席は95%くらい埋まっていたと思う、空席探すのが難しいくらいだった。
客層はかなり高め、もう仕事していないような夫婦が殆どだったな。
僕は1階上手側サイドのボックス席だったんだけれど、低音楽器の音がブリブリ聴こえてき驚いた。
結構後方の座席なのに足元の床が振動してるんだよ?どういう構造なんだ一体。
因みにコントラバスは全員フレンチ使いでした、そして皆Cマシン付けてた。


なかなか日程の都合がつかずに離れた場所の演奏会に行かざるを得なくて、長距離バスを使って移動してホテルに泊まってなんてしていたら、そっちのほうがチケット代より高くついてしまった。


なんだか凄く疲れたけれど、とても満たされた。
いい休日だった。