真夏の夜にオークマ兄さんと立ち寄った渋谷のタワレコで

namuzak2007-08-18

変なCDを見つけた。

溝入敬三
コントラバス劇場

2003年に出たアルバムらしい。
紹介しようと思ってアマゾンor楽天リンクを探したけど見つからない。
それだけでもこのCDのマニアック具合が伝わるかと思う。


帯には「ここはオペラハウスか見せ物小屋か?世界コントラバス界の貴公子、いや奇行師が放つ、超絶の神技の、そして爆笑の感涙の集大成!」とある。
「の」が多すぎる。


大体こんなCD、仮に視界に入っても普通は手に取らないわけだけれど、そこはバシストの悲しき性。
ポイントが満点貯まっていたこともあって、買ってしまった。


聴いてみて驚いた。
芸人がいる。
コントラバスで弾き語りしてる。
しかもシュール系だ。


とんでもないCDを買ってしまった自分に失笑してしまう。トモキばりに。
でも、このコンバスで弾き語り、聴いていると何故かグイグイ引き込まれていく。
「小吉の夢」はじんわりくるし、「タクシー」なんかはめちゃめちゃ面白い。
弾き語り以外もいい。「アリア ブラジル風バッハ第5番より」の歌い方なんかは、すごく好きだ。
音もいい。


ちなみに、ここで試聴できる。
http://www.radio-zipangu.com/label/zip-0009/index.html


ライブ感もあって、かなり面白くて満足。
でもバス弾き以外に理解を求めるのはちょっと酷かもしれない。


そいえば、そのCDの並びに絶版になっていた池松さんの初期2作がリマスターされて置かれていた。
あー、ダイモンが再販されているとか書いていたっけ。
こっちは逆にコントラバスを弾かない人にも是非聴いてほしい。
買って気に入らなければ、俺が全額返金する満足するまでどこがすばらしいのか熱く解説するくらい。
それほどお勧め。
[rakuten:asahi-record:12210665:image:small]
OPA Contrabass![CD] / 池松宏
マジで神が降りてきてる。全曲。