最近の書棚

先週は久しぶりになかなかハードでした。
何だよ朝3時出社って、意味わからなーず。


そして、職場の3年後輩が宮崎勤を知らない事にショック。
「神戸のやつですか?」って…
実質4歳離れているにしても、そこまで隔たりがあるとは。



動機 (文春文庫)

動機 (文春文庫)

陰の季節 (文春文庫)

陰の季節 (文春文庫)

最近ハマリまくっている横山秀雄。その初期2作。
この作家の描く、社会の中での個人の悲哀や喜びの表現が大好きだ。
クライマーズ・ハイ」や「第三の時効」の異常な完成度の高さと比べると、初期作だなという印象を受ける。
けれど、それでも十分すばらしい。もっと読みたい。
そして、この表紙はなんだかB級サスペンスを連想させて似合っていない。




白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

結構ポピュラーな作家なんだと思うけれど、僕はこの人の小説は初めて。
文章力はなかなかで、分厚さを感じさせずに惹きつけたまま一気に読ませる力があった。うまい。
でもね、酷い小説だよ。最初から最後まで。
俺が勧善懲悪を求めすぎなのか?とも思ったけれど、違う。
この話には救いが全く存在しない、そのうえ性描写は無意味に細かい。
あまり読んでいて気持ちのいいものじゃなかった。
作者は何を伝えたかったのだろう?