休肝日に

その年に鬼籍に入られたひとを想う意味で、2006年最後の読書はコレにしようと決めていたんですが、なにかと多忙な年末年始、結局今日までかかって読みました。
阿部謹也の著作を読むのは確かまだ2冊目だったように思います。いかに自分が不勉強な学生であったか。。
それにしても少し早かったのでは。合掌。

「世間」とは何か (講談社現代新書)

「世間」とは何か (講談社現代新書)

恐らくこれからも、日本人は世間の中で生きつづけるでしょうし、それが悪いことだとは思いません。
そもそもそれは、good/badな二元論で語られることではないですし。
が、ここ数年来の社会的な諸制度の変化はそれを許さず、世間の中“だけ”で生きている人にとっては、ある日突然の絶望を与えることになるのではないか。
そういった変化点の中にいるように感じます。